チョークディー・PKセンチャイジム

　KNOCK OUTでお馴染みのワンチャローン、スアキムといったムエタイのトップファイターしか所属できない名門PKセンチャイジムの主力メンバーの一人。
今タイで絶大な人気を誇る激闘ムエタイファイターとして知られているだけに、これまでの死闘で縫った針の数は顔だけで何と170針以上！　“肉を切らせて骨を断つ”文字通りのファイトスタイルで、ヒジで斬られようがお構いなしにガンガン前に出続ける。

　17年12月の初来日時にはBOMで仲山大雅と引き分ける不覚を取ったが、18年9月にはWMC世界バンタム級王座決定戦でムエロークのエースで国内三冠王の佐々木雄汰を秒殺KOし世界タイトルを獲得。

　ワンチャローン、スアキムがKNOCK OUTで那須川天心に敗れた時には「俺が敵を討つ」とリベンジに燃えていたのがチョークディーだ。

　KNOCK OUT初参戦となった2019年2月11日大会では、フライ級トーナメント準優勝の大﨑一貴と対戦。大﨑の多彩な攻撃に首相撲で対応し3Rに右ヒジ一閃、ダウンを奪うと追ってくる大﨑に肘を連発し判定勝利を収めた。

　KNOCK OUTのフライ級が盛り上がりを見せる中、今後アジアトーナメントが開催されるのであれば、優勝候補筆頭は間違いないだろう。初代王者・石井一成ピンチか。