選手紹介

野良犬

小林 さとし

Satoshi Kobayashi

所属:GOLDEN GLOBE

1972年3月16日生  長野県出身  -型

身長-cm  ライト級

69戦46勝(34KO)21敗2分

  • WKAムエタイ世界ライト級王座
  • WPKCムエタイ世界ライト級王座
  • 第11代全日本ライト級王座
  • 初代NJKFライト級王座
  • 第2代K-Uライト級王座
  • 小林 さとし

“野良犬”小林聡。平成時代が終わる中、昭和の荒く強い獣臭を漂わすキックボクサーの記憶は、一度でも彼の試合を見たファンなら一生脳裏に刻まれていることだろう。

WKAムエタイ世界ライト級王座や全日本ライト級王座といったタイトル歴も輝かしいが、何より野良犬の存在感こそがチャンピオンベルトを凌ぐ輝きを放っている。

1972年、長野県に生まれ、地元でキックボクシングに出会い、1988年にまだ16歳だったが(この時の規定ではプロ資格に満たない年齢)、17歳と偽ってプロデビューしKO勝利。それから、大志を抱いて18歳で上京。ジムに寝泊まりして牙を磨いた。

名門・東京北星ジムでは、全日本キックボクシング連盟で「北星三羽烏」と呼ばれる人気選手として活躍したが、そこで満足する小林ではなく、(今では定番のタイ修行でさえ珍しかった時代に)異例のオランダ修行を強行。「一番強い奴がタイ人だから、そいつらをぶっ飛ばす為に同じことはしない」とムエタイとは違った独特のKOスタイルを身に着けていく。

強くなる為なら何でもする、どこにでも放浪する、そのハングリーな姿勢がいつしか“野良犬”と呼ばれる所以となった。

日本人、タイ人、西欧人、世界中の選手と幾多の名勝負を繰り広げたが、特に紹介せねばならないのは、2001年、ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者、テーパリットを激烈なKOに沈め、続くオスマン・イギン戦で、開始早々に絶望的なダウンを奪われながら速攻の逆転1ラウンド84秒でKO勝利した連戦だろう。これらの活躍で野良犬伝説は、キック史において永遠の足跡を刻んだといえる。

キックボクシングマニアが周辺にいたら聞いていいただきたい。ナムサックノーイ、サムゴー、ブアカーオ、大月晴明……超人的なスーパースターたちと小林がどんな試合をしてのけたか?

2006年冬の試合を最後に引退した小林は、その後、後進の育成に励みつつ、キックのみならずプロレスやロックなど様々なエンターテインメントを融合したイベントを手掛けるなどプロデューサーとして活躍しつつ、舞台俳優や落語家など幅広く動き続けている。

そんな小林の“野良犬”魂を継ぐ一番弟子が“野良犬二世”であり“Mr.KNOCK OUT”森井洋介である。野良犬の遺伝子は、今もキックボクシング界をけん引しつつ、その鋭い殺気と目線は、森井のセコンドにつく姿でまだ直接感じ取ることができる。

小野寺’s Eye

鋭い眼光で相手を睨みつけ、独特のステップワークで相手に近寄る。そして相手が倒れるまで打ち続ける強打。更には、強烈なローキック。技術やパワーだけでは無く、身体全体から放たれるオーラに当時は痺れた。

まさかあの勇姿を再び見られる事になるとは。

森井洋介のセコンドとして知られる名王者、元祖野良犬が1日限りのリング復帰だ。

選手情報

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