7.20「ROAD TO KNOCK OUT.2」で行ったキックボクシングデビュー戦を見事なKO勝利で飾った、元UFCファイター、金原正徳の試合後インタビューを公開!
元新日本キックボクシング暫定王者の中尾満を相手に戦ったキックボクシングデビュー戦。さらに今後、戦いたい相手として不可思を指名。
・倒さなきゃ意味がないと、最後は腹を括った
・次は不可思とやりた
倒さなきゃ意味がないと、最後は腹を括った
-MMAファイターとして新しい挑戦の場として選んだキック初戦はいかがでしたか?
金原「楽しかったですね。キックボクシング楽しかったです。やっぱグローブが…MMAだったら倒れてるところが、キックボクシングだと倒れないから、もうちょっと改善点というか、変えていかなきゃいけないなという部分は試合中に感じましたね。」
-2R目にラッシュをかけていたが、あの場面で倒せなかったのが痛かった?
金原「2Rもそうなんですけど、4Rも、何度も行こうと思ったとき頭によぎったのが、中尾選手が死んでないんですよね。なので、ここが一流と二流の違いなのかもしれないんですけど、俺が行ってしまうことによって激闘になってしまうのが、どうしても自分は嫌だったんですよ。自分も今までMMAでも「よーし!行くぞー!」って行ったらカウンターを貰って負けたことがあって。そういうのが一瞬、走馬灯のようによぎっちゃったので、行けるところは行かなきゃいけないのかもしれないけど、あそこで待てることは、結果倒せたので、自分の中では良しとします(笑)」
-最終ラウンドが始まる前に客席に向かって「倒すから」と言っていたが、あれはお子さんに対して言われたのですか?
金原「そうですね。家族や仲間ですね。「倒せ!」という声が聞こえたので、わかったよ!倒してやるから黙っとけと(笑)自分の中でも覚悟を決めて、最終ラウンドは倒す…一回効いたら行こうと決めてたので。」
-最終ラウンドは激闘になってもいいという思いでしたか?
金原「最後は腹を括ったっすね。負けてもいいやという覚悟の中で、倒せなきゃ意味がないし、言いかた悪いですけど、判定で勝ってもインパクトは残せないし。こんなもんだろうなっていうのはどうしても残っちゃうじゃないですか。KNOCK OUTという舞台は倒してナンボの世界だと思うので。」
-戦前、MMAの打撃のスキルをアジャスト出来るかと話していたが、この辺はいかがでした?
金原「思った通りの試合展開が出来たかなと。相手がサウスポーなのか?オーソドックスなのか?正直、向かい合ってみるまでわからなかった部分があったので、自分もどういう風に作戦を立てていくのか。自分も右で闘うのか?左で闘うのか?というのは向かい合うまで決めてなかったんです。そういう意味では深いことを考えずに、今までのMMAぽくアジャスト出来たかなと思ったんですけど、MMAで倒せた部分がキックで倒せなかったのは、自分の中で反省点…宿題は残せたかなとは思ってますね。」
-キックボクシングにはほとんどない低い構えはいろんな意図があると思いますが、金原選手らしさを出せたのでは?
金原「セコンド陣からはもっといろいろやれというアドバイスはあったんですけど、どうしても打たれ強いというか、自分の中では中尾選手の怖さを感じてしまったので。」
-距離もMMAに比べたら近かった?
金原「相手は3Rから蹴りを中心に組み立てて来て、距離も詰めて来たんですね。ちょっとこういうタイプという想像はしてなかったので、これもキックボクシングなのかなと思ったし、ちょっと一回勢い余ってタックルっぽく入っちゃったんですけど、それは反省しなきゃいけないところではあります。試合に関してはもうちょっと出来たかなというのもあったので、倒せたという意味では合格点をあげたいですけど、内容的にはあまり満足出来るものではなかったですね。」
-何度か三日月も蹴ってましたが?
金原「それも蹴って、当たったと思った瞬間にワセリンで滑っちゃったり、MMAではワセリンで滑ることはまずないので。そういうことも今後の課題で残るし、ミドルで蹴って行かなきゃいけないのかなという点ではなかなか当てられない部分は、面で攻めなきゃいけないかなと思って。…まあ終わってから言う話じゃないんですけど、今、両足を剥離骨折してて、本当はもっと蹴りたかったんですけど、蹴れなかったんですよね。練習からも一ヶ月位ですかね。パンチだけで勝負するって決めてました。」
-骨折の原因は?
金原「蹴りの練習中ですね。先に右足をやって一週間くらい歩けなかったので、左の蹴りばかりやってたら左もやっちゃって。次、もし呼んでくれるならもっと蹴りたいし、もう少しキックボクシングをやりたいなというのはありますよね。」
-試合後、リング上でも今日の試合に対して不安だったと話されていましたが、KO勝ちという結果については満足ですか?
金原「そうですね。元チャンピオンの中尾選手に対して、こういう試合が出来たのは自信にもなったし、キックというリングで、興行の流れだったり、5Rだったり、グローブの大きさだったり、いろいろと初めての経験ばかりだったので、凄くいい経験になりましたね。」
-スタミナは問題なかった?
金原「1Rが一番疲れましたね。1Rが終わって帰って来たら「疲れたー」って言って(笑)。でも2Rから5Rまでは慣れてきたというか、疲れたままの状態を維持してた感じだったので、動けなくなるほどということはなかったですね。」
次は不可思とやりたい
-今日の試合に勝ったらKNOCK OUTに上がっている選手で闘ってみたい選手を言いたいと話されてましたが?
金原「不可思選手とやってみたいです。自分が今までKNOCK OUTを見させてもらって、不可思選手が一番印象に残ったんですよ。ああいうイキのいい若い選手はMMAでもいないし、キックならではなのかもしれないので、そういう選手とやってみたいし、やったら面白いと思います。今日の試合を不可思選手が見て、僕とやってもいいと思ったかはわからないですけど、是非対戦してみたいですね。」
-不可思選手から魅力を感じるのはどんなところですか?
金原「上手いし、勢いもあるし、あと何と言ってもあの「眼」ですよね。あの眼がいいですよね。KNOCK OUTでもフィーチャーされている選手ですし、そういう選手と自分もやりたい。」
-金原選手が若い頃と被る部分はありますか?
金原「もうちょっと自分のほうが生意気だったかなというのはありますけど、今の格闘技界にああいう選手がいなくなってきたと思うので、そういう意味では不可思選手みたいな選手はホント大事だと思います。間違いなくKNOCK OUTの看板選手じゃないですか。まずは足を治してからになりますが、自分も極力、間は置きたくないので、今年最後でもタイミングを見て実現出来たら嬉しいですね。今日の試合での怪我もなさそうですし、ダメージもあまりないので一度対戦してみたいので、小野寺プロデューサーには前向きに検討していただきたいなと(笑)」
-最後にメッセージをお願いします。
金原「今日はたくさんの応援をありがとうございました。ちょっと弱気な部分も出てしまったところもあったんですが、本当に皆さんが応援してくれる力はとてつもなく大きいし、背中も押してくれるし、そのおかげでKOすることが出来ました。本当に感謝しております。ありがとうございます。キックボクシングのファンの皆さんも次回、金原の試合を観ることがありましたら、応援していただけると力になりますので、またKOしないなと思います。応援よろしくお願いします。」
KNOCK OUT 次回大会は8月20日に開催!
8月20日(日)大田区総合体育館にて開催の「KNOCK OUT vol.4」。
チケットは各種プレイガイドにて好評発売中です!いい席の確保はお早めに!
※町田光選手はアゴの骨折の為欠場となりました。
対戦カードはこちら
https://knockout.co.jp/event/knock-out-vol-4/
◆日 時 2017年8月20日(日) 開場16:00 開始17:00
◆会 場 大田区総合体育館
◆アクセス 〒144-0031 東京都大田区東鎌田1−11−1 TEL:03-5480-6688
京急線、梅屋敷駅徒歩5分
京急蒲田駅徒歩7分
JR線・東急線、蒲田駅徒歩15分
◆主 催 株式会社キックスロード
◆協 力 株式会社RIKIX 株式会社ブシロード
◆入場料金 (消費税込み)
VIP(特典付き)30,000円(当日 30,500円)
アリーナS 15,000円(当日 15,500円)
アリーナA 10,000円(当日 10,500円)
1FスタンドA 8,000円(当日 8,500円)
2FスタンドB 6,000円(当日 6,500円)
2FスタンドC 4,000円(当日 4,500円)
◆チケット発売所
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード835-920)
https://goo.gl/ppHNpE
ぴあカウンター、サークルKサンクス各店、セブンイレブン各店
ローソンチケット 0570-000-777(Lコード32443)
https://goo.gl/aZTE0W
ローソン店頭ロッピー ミニストップ店頭ロッピー
RIKIX 03-3718-2353
後楽園ホール5階事務所 03-5800-9999
書泉グランデ 03‐3295‐0011
書泉ブックタワー 03‐5296‐0051