12月9日(日)両国国技館で開催される『KING OF KNOCK OUT 2018 両国国技館』に出場する小林愛三選手の試合前インタビューを公開します!
――まずは、9月の大阪大会での喜多村美紀選手との試合を振り返っていただけますか。
小林「倒して勝つということが自分の中で決めていた最低条件だったので納得していません。相手選手は気持ちが強く、私がいくら攻めても踏ん張って心が折れませんでしたね。」
――2016年5月に対戦し引き分けていた相手でしたが、その時の印象と変わりました?
小林「絶対負けないという眼は変わらず、怖いものがありましたね(苦笑)。お互いにあれから成長していて倒してやるという気迫は前回以上にありました。勝つことは出来ましたが、先輩のグレイシャア(亜紀)さんからは『まだまだ課題がたくさんあるね』と言われました。」
——小野寺力プロデューサーが大阪大会を総括した記事(https://knockout.co.jp/news/news/20180910_onordera_interview_0909/)は読まれました? 「(小林)愛三選手は自分で公言しているRENA戦、妹分のMIO戦を実現させたいのであれば、ファンの人が観たいと思わせる試合をしないといけません。判定決着であっても、ファンの心を引き付けるかどうかがプロだと思うので、今後も期待しています。」と言われてます。
小林「読みました……。私のことを期待してもらえているのでああいうコメントがあるわけで、読んでから気持ちも更に引き締まりました。私はKNOCK OUT女子エースと思われている以上、もっと自覚を持たないといけないなと思います。」
――練習に対する姿勢も変わったりしました?
小林「そうですね。今までは練習で決めたことを数日かけてやっていましたが、一日一日みっちり詰めてやることにしました。」
――今回、伊藤紗弥選手との注目の一戦が決定しました。
小林「9月の大阪大会での喜多村(美紀)選手との試合では勝つことが出来ましたが内容は良くなかったので、両国大会での試合はないかなと思っていたところお話をいただきました。キックを始めた時から凄く活躍されている伊藤選手が相手なので何とも言えない気持ちになりましたが、もう覚悟を決めて今は試合に向けて頑張っています。」
――伊藤選手は、小林選手のジムの先輩、443選手に勝利し、紅絹選手に引き分けています。
小林「そうですね。私がアマチュア時代の時からずっと強いとみんなが言っていて先輩方が倒される姿を見ていたので、雲の上の存在でしたね。いつかやってみたいとは思いましたが、このタイミングでまさかそのような選手と自分が対戦出来るまでになるなんて自分でもビックリしています。」
――小林選手も田嶋はる選手との試合に勝ったり、タイトルを獲ったりと着実に実績を残しています。
小林「伊藤選手とのテクニック、キャリアの差は私がいくら頑張っても埋められません。でも今の自分に勝っているものといえば、アグレッシブさと体力の部分なのでそこで勝負したいと思います。」
――先輩方からはどのようなアドバイスをもらいました?
小林「キャリア、うまさは向こうが上回っているのはもうわかっているから、スピードとアグレッシブさでどんどん前に出ようとアドバイスをいただきました。」
――どういう試合をイメージしてますか。
小林「私は常にKOを狙っていて、遠い距離ではなく近い距離で戦う場面が多くなるんじゃないかと思います。ヒジでの斬り合いにもなるんじゃないかと予想してます。」
――斬り勝つ自信は?
小林「もちろんです! そこは無我夢中でいきます。今大会のポスターに書かれている“臆病に勝ちを拾うな。勇敢にK.Oを狙え”という言葉が私に言われているようで、凄く自分の中に刺さりました。私はいつも倒すと言ってても勝ちに拾いに行っていてKOにつながっていなかったので、今回は勇敢にKOを狙いにいきます。」
――ポスターで大の字に倒れているのが伊藤紗弥選手になると。
小林「あーなるほど! そこまでは考えてませんでした(笑)。自分の中で勝つのはもう決めたことなので、どう勝つかというのをしっかり詰めていきます。自分でやってきたことを出せれば間違いなく、結果につながると思います。」
――KOにつながる技を磨いたりはしてます?
小林「バンバン出すわけではありませんが、こそこそとやっているものはあります。今までになかった動きを今回していきたいと思っているので、そこはファンの人にも楽しみにしてもらいたいですね。」
――気になりますね。
小林「今はまだ調整中で12月に間に合うように自分の中で落とし込んでいます。どんな動きかは明かせませんが、結構色んな人がやっていて相手の動きを止める必殺技として使っていきたいですね。」
――伊藤選手はミドルも得意としていますが、蹴り勝つ自信は?
小林「そうですね。蹴りの多彩さ、タイミング、うまさは向こうの方がありますが、自分の方が一発の重さ、精度は負けていません。」
――伊藤戦をクリアしたら、2019年はどういう一年にしたいですか?
小林「KNOCK OUTを世界から強い選手が集まるリングにしたいのですが、その前に伊藤選手にしっかり勝たないと次がないと思ってます。KNOCK OUT女子エースと言われているのでその座をしっかり逃さないようにします。」
――KNOCK OUTではすでに各階級でトーナメントが開催されていますが、女子トーナメントも自分を中心に開催して欲しいですか?
小林「開催してもらいたいですが、まだまだ自分はそこまでのレベルには行ってないので倒せる選手だというのを試合で証明し続けて、いつか自分の言葉でマイクで言えるようにしたいですね。」
――あと、話が変わりますが、11月3日の『KING OF KNOCK OUT 2018 両国国技館 直前ファンイベント』に参加されて、ご自身のツイッターで「町田選手、最初から最後までかっこよかった!! 人の心をつかむ。っというのはこういうことか!っと勉強になりました…!!」と書かれてましたね。超ハイテンションでイベントに参加されていた町田選手の姿を見て何か感じることがあったようですね。
小林「上から目線ではないのですが(苦笑)、ファンの心を掴むというのはこういう風にやるのかと凄く勉強になりました。でも自分があれをやれと言われたら、相当何か自分の中身を変えていかないと出来ません……ああいう姿勢は凄くかっこいいと思います。控室のモニターで見ていて、面白くてずっと笑っていたのですが、笑っているだけじゃダメだなと思いましたね。」
――次回ファンイベントは前日計量になるかと思いますが、大きく手を広げて「どうですか!皆さーん!」と超ハイテンションの小林選手を期待してます(笑)。
小林「いやいや、ピリピリしているのでそれは難しいです(笑)。でもああいうパフォーマンスをするようになった町田選手は、前回の前口太尊戦では今まで以上にKO狙いの動きをしていたのでビックリしました。」
――変わるのであれば小林選手もますますハイテンションパフォーマンスにチャレンジですね。
小林「そうなんですけど……スイッチ入れば出来そうですけど、自分と葛藤してます。今は自分探しの時期ですね(笑)」
KING OF KNOCK OUT 2018 両国国技館
◆日時
2018年12月9日(日)14:00開場 16:00試合開始
◆会場
両国国技館(http://www.sumo.or.jp/Kokugikan/)
◆アクセス
〒130-0015 東京都墨田区横綱1丁目3-28
JR総武線 両国駅西口下車 徒歩2分
都営地下鉄大江戸線 両国駅下車 徒歩5分
◆主催
株式会社キックスロード
◆協 力
ぴあ株式会社 株式会社RIKIX 株式会社ブシロード
◆協 賛
ダイヤモンドブログ AINEXX
◆入場料金(消費税込み)
砂かぶり席(特別シート) ¥30,000※完売
アリーナA(椅子席) ¥12,000
アリーナB(椅子席) ¥9,000
アリーナC(椅子席) ¥8,000
桝A席(桝席) ¥7,000
桝B席(桝席) ¥6,000
2階スタンドA ¥7,000
2階スタンドB ¥5,000
2階スタンドC ¥3,000
※当日券は各1000円アップ
◆チケット発売所
・チケットぴあ 0570-02-9999
http://pia.jp/
ぴあカウンター、サークルKサンクス各店、セブンイレブン各店
・RIKIX 03-3718-2353
・ダイヤモンドチケット https://diamond-ticket.com/
【注意事項】
◆チケットはいかなる場合(紛失・焼失・破損)でも再発行致しません。
◆選手の欠場により対戦カードが変更となる場合もございますのでご了承ください。
◆車イスでご観戦のお客様はKNOCK OUTホームページのお問合せフォームからお問合せください。
◆小学生以上の方はチケットが必要になります。小学校入学前のお子様は保護者様同伴の元、膝上での観戦に限りチケットは必要ございません。
◆桝席は1桝2人掛け(1人につき1枚のチケットが必要となります。)
◆桝席は相席になる場合がございます。
◆グッズ付きチケットについて
・ご購入いただいたチケットは当日会場に特設しているチケットぴあ特典引換所までご持参ください。
・お1人様1回限りの引換となります。