インタビュー

タネヨシホ「今度の試合にこだわらず、長い目で見て53kgでトップに立つことが大事」2.11『KNOCK OUT 2019 WINTER「THE ANSWER IS IN THE RING」』

2019年2月11日(月祝)大田区総合体育館で開催される『KNOCK OUT 2019 WINTER「THE ANSWER IS IN THE RING」』にて、昨年10月大会で敗れた大﨑一貴の弟・大﨑孔稀選手と対戦する“リトルサイボーグ”タネヨシホ選手の試合前インタビューを公開します!

――昨年はKNOCK OUTを主戦場に4戦3勝1敗の戦績でしたが、ご自身にとってどういう1年になりました?

タネ「全体的に余裕のなかった1年でしたね。試合にも余裕がなかったですし、普段の生活でも余裕がありませんでした。いつもぎりぎりの状態で試合をしていたことがダメだったと思います。試合の1カ月前から追い込むのではなく、試合終わったらすぐに練習を再開してもっと余裕を持って試合に臨めたらもっといい動きが出来ていたのかなと。」

――試合が終わると次に向けてスイッチが入りにくいタイプなんですか?

タネ「僕は試合が決まらないとスイッチが入らないんです。ジムには行きますが、そこまでガッツリは練習しません。去年は5月のMASA BRAVERY戦、6月の石川直樹戦と立て続けに試合があったので、試合が終わってもすぐに練習を再開することが出来ました。それで6月は動きが良かったんです。」

――今年は気合いの入った1年になりそうですか。

タネ「そうですね。試合までの準備がどれだけ大事なのかがわかりました。試合前だけ練習していてもみんなやっていること。普段の生活から変えて行かないといけないなと思います。KNOCK OUTに出させてもらっている以上は相手も強い選手ばかりですし、試合前の練習だけでは勝てないなと。僕は全然練習していないわけではないですけど、みんな試合を終えても普通に追い込むぐらいの練習をしているし、何かを犠牲にして強さを身に付けているのでそういうのを見習わないといけないと感じました。」

――2019年初戦が早速決まりました。1月16日の『ROAD TO KNOCK OUT』でお兄さんのタネヨシキ選手を2RKOした大﨑孔稀選手になりましたが、セコンドで見ていてどうでした?

タネ「1Rに見ていたときは兄がイケると思ったのですが、2Rに効かされて倒されましたね。1R終わってから2Rは腹くくって殴れ!とアドバイスしたんですけど、そこは大﨑選手の方が冷静にうまく当てていました。」

――大﨑対策は兄弟で一緒に立てていたんですか?

タネ「一緒には練習してましたが、僕は孔稀選手の試合をあまり見たことがなかったので対策というのはなかったです。相手は5R戦うイメージで来ていたと思います。」

――目の前で兄弟が倒されて心境的にどうでした?

タネ「兄というよりも一緒に練習してきた選手が倒されたという感じです。怒りが込み上げてきたというのはなく、僕は(大﨑と)やるんやろなとは思っていましたから。兄が倒されても驚きはなかったですね。」

――次に大﨑選手と対戦してヨシキ選手とは同じ結果にはならないという自信もありますか?

タネ「兄は兄の良さがあって僕には僕の良さがありますからね。実際にやってみないとやりやすい相手なのか、やりにくい相手なのかわからない部分があり、どっちに転んでもいいように練習し続けていたら絶対に勝てると思うので頑張るのみです。」

――ヨシキ選手からは何かアドバイスは?

タネ「ヨシホの方が強かった、お前ならいけるんちゃう?とは言ってましたね。」

――ヨシホ選手は孔稀選手の兄・一貴選手と昨年10月に対戦してますが、兄弟共にパンチを得意にしていて似たタイプだと思いますか?

タネ「弟は勢いでいくというより、5Rきっちり落ち着いて戦うタイプだと思います。兄とやって全然息が荒れていなく、疲れを見せていませんでしたから。ペースの作り方がうまく、あのまま5Rやっても普通に兄が判定負けしていたと思いますね。」

――次の試合に向けての練習ではどういうところを強化していますか?

タネ「3分5Rノンストップで打ち終わりたいので、とにかく試合中は止まらないことを意識して動き続けることだけです。一貴選手とやったときは4R目で疲れて足が止まってしまい、ヒジの打ち合いで自分が先にもらってしまい倒れてしまいました。打って空振りしても回って回り続けて足を止めないようにします。」

――今までの試合でもあらゆる技を駆使して攻撃し続けるスタイルが印象的でしたが、さらに動き続けると。スタミナはどのように強化しているんですか?

タネ「それは秘密です(笑)。もう延長戦になってもいいぐらい、3分5Rではなく7R戦えるスタミナを付けていますが、それぐらいやっても試合ではまだ足りないぐらいだと思います。」

――孔稀選手は独りでヨシホ選手を倒してタネ兄弟完全制覇を狙うと宣言しています。

タネ「もし僕が負けても勝つまでやめないですから完全制覇はありません。次で僕が勝ったらもう孔稀選手とはしません、勝ち逃げします(笑)。今度の試合にこだわらず、長い目で見て53kgでトップに立つことが大事だと考えていて、そのトップに立つために強い選手とやっていき最短ルートで辿り着きたいと思います。」

――2019年はどういう1年にしたいですか?

タネ「目標はファイトマネーを三桁にすることです。目標というよりも現実にそうするという勢いで練習してますから。有名になりたいというのもありますが、強さ=お金だと思うので勝ちまくって三桁にします。」

――ちなみに物欲はあるタイプですか?

タネ「今は車が欲しいですけど、将来的な夢は30歳ぐらいで引退して貯めたファイトマネーで家を買うことなんです。そのためにもここでつまずけないですし、たくさん試合をしてお金を貯めて早く家を買いたいと思います。」

――堅実的ですね(笑)。

タネ「もちろんです。もう老後のことを考えていますから(笑)。試合をしたらこれだけお金をもらえると考えるとやる気になります。格闘技はしんどいし、危ない競技ですけど、アルバイトをやっている同年代から見るととても考えられないようなお金を僕は1日試合をするだけで貰えているわけです。それを10試合やると考えるだけで夢が膨らんで、もう選手を辞められません。格闘技というのは、自分の努力次第でどうにでもなる世界だと思います。努力と自分の強い意思と気持ちがあったら、自分のなりたい姿になれると思います。」