インタビュー

江幡塁「短期KO決着もあるかと思っています。」8.18『K.O CLIMAX 第6試合 KING OF KNOCK OUT 初代スーパーバンタム級王座決定1DAYトーナメント1回戦』

8 月 18 日(日)大田区総合体育館にて開催される『K.O CLIMAX 2019』「KING OF KNOCK OUT 初代スーパーバンタム級王座決定 1DAY トーナメント 1 回戦」で、大野貴志選手と対戦する江幡塁選手のインタビューを公開します。

――2018年6月8日、小笠原瑛作選手に3RKO勝ちして以来のKNOCK OUT参戦が決まりました。

「今回ワンデートーナメントになるので凄く楽しみです。僕は空手上がりなのでトーナメントの経験はありますが、それは昔のことですし、トーナメント出場メンバーは小笠原選手のほかに、対戦したことのない選手が2人もいるので試合が待ち遠しいですね。ちなみに空手時代は決勝戦までは行けたのですが、最後は凄く大きな選手が出てきて身体が小さかった僕は押し出されて負けることが多かったんです。それが悔しくて、大きな選手を倒すには技術ではなく顔を殴れば勝てるんじゃないか?と思い、キックボクシングをやることにしたんです」

――1日2試合のワンデートーナメントということで、ワンマッチとは違う練習内容なのでしょうか?

「特に意識はしてないのですが、ケアに関してはいつも以上にやるように意識しています。僕たちはいつも5Rで試合をしていて、今回は3Rが2回なので試合をする時間はそんなにいつもと変わりはないのかなと。あとはより基礎に戻る練習をしていて、2回戦う中で自分たちの基本的なスタイルが崩れてしまうのが凄く嫌なので、準決勝、決勝戦ともにピンチになっても雑な戦い方にならないで自分のスタイルを貫いて戦えるように意識しています」

――基礎に戻る練習とは具体的にどのようなものでしょう?

「ガードを下げてパンチを打ったり、めちゃくちゃな間合いで蹴りを出すことを伊原(信一)会長は凄く嫌がるので、しっかり当たる場所、自分が打たれない場所で打つ、蹴るというのを徹底するというトレーニングです。結構、試合で疲れてくると大抵の選手はワッと打ち合ったり蹴ったりすると思うのですが、僕たちはそれが凄く嫌いなので、常に自分が一番強くて負けないポジションを取るというのを意識しています。僕たちの試合を見てもらえればわかると思うのですが、危ない場面を作らない練習をしているのでラウンドを重ねても冷静に戦うことが出来ます」

――先日には公開練習があり、伊原会長が江幡選手のミットを持ちながら激しく檄を飛ばしながら指導をしていた姿が印象的でした。トップ選手が今でもあそこまで会長の指導を受けながらミットを打つという光景はなかなかないですよね。

「朝も夜も変わらずああいう練習になります。会長に褒められたことがなく、常に怒られるので精神面もめちゃくちゃ鍛えられることで、試合でどんなに状況が悪くても焦りませんし動じないので自分を修正する能力があります。なのでトーナメントは凄く向いているんじゃないかなと思います。いかに基礎的な練習が重要であるかをここに来て改めて知ることが出来ました。17歳でプロデビューして11年経っても基礎的なことをやるというのは、基本の奥深さを感じますし、基本があっての僕たちのスタイルなんだなと思いますね。色んなトレーニングを追加していく中で技術も進化しますが、基礎は基礎で重要だということを実感しながらトレーニングしています」

――対戦相手の対策は3選手分あるのでしょうか?

「小笠原選手とは一度対戦しているのでどう攻めようというプランはありますが、スペインの選手(=ミケール・フェルナンデス)に関してはまだ試合映像を見ていないのでどういう戦い方になるのかが見えない部分があります。プロフィールを見るとKO数が多いのでガンガン攻めてくるタイプなのかなとは思いますね」

――初戦で対戦する大野貴志選手にはどのような印象がありますか?

「この前のREBELSでの試合(2019年6月9日、大野がKING強介に判定勝ち)を初めて見た時にスタイルが見えました。大野選手は今回の試合に懸けてくる気持ちが凄く強く、ガンガン攻めてくると思うので、僕もしっかり対策して万全な状態で臨もうと思います。僕は19歳で新日本キックのバンタム級チャンピオンになり、挑戦を常に受けてWKBA世界タイトルと併せて2本のベルトを防衛し続けてきました。周りから油断しないようにと言われてますが、タイトルマッチの時のチャレンジャーの勢いも知っていて、自分もチャレンジャーの気持ちで試合に臨んでいるので、今回の状況には慣れています。そして、僕は対戦相手にフォーカスしていないので相手がどうしてくるからどうしようというのはなく、自分自身がどう戦うかを重視しています。今まで打倒ムエタイ路線でやってきて、対戦相手のタイ人の試合映像、情報がないの状況がほとんどです。タイで試合をする時も急遽対戦相手が変わることもあるので、普段から相手のことを意識しないようにしています」

――タイ人との対戦が続く中で2017年12月10日のKNOCK OUTでは宮元啓介選手と対戦しましたが(江幡が5R判定勝ち)、5年ぶりの日本人との対戦でした。タイ人との戦いが続く中で、日本人選手とやるとリズムが違うのでやりにくという選手もいますが問題はなかったですか?

「タイ人だとどの技で倒そうかなと試合を組み立てて倒すのですが、日本人は最初から攻めてきて展開が早くなります。タイ人とリズムが違うので最初は不安でしたが、宮元選手、小笠原選手とやったことで、こういう感じなんだという感覚は掴めてきたので、今度のトーナメントは対日本人に慣れてきた中での試合になるので僕自身も楽しみで仕方ないです」

――もし勝ち上がれば決勝戦で対戦する可能性のある小笠原選手との初対戦の時は、江幡選手がKO勝ちでしたが、前半は小笠原選手が有利に試合を進めていたという声もあります。ご自身ではどのように捉えてました?

「僕はああいうパターンを想定して試合をしていたので、逆に3RKO勝ちは早く倒せたという感覚です。みんなが思っているほど、僕自身は押されてないですしブレずに戦うことが出来ました。ただ自分の改善すべき点も見つかりましたし、小笠原選手の気持ちの強さ、背負っているものがあるというのを凄く感じたので対戦出来て良かったです」

――小笠原選手の最近の試合の印象はどうですか?

「まだ試合映像は見てないのですが、6月の試合で負けたというのを聞きました(6月23日シュートボクシングで笠原友希のヒジでカットされ、小笠原が3RTKO負け)。前回負けたことで今回はさらに気を引き締めてくると思うので、試合が楽しみです。でもせっかくチャンピオンが揃ったトーナメントなので6月の試合でも勝って一番いい状態で来てもらいたかったですね。負けたことでトーナメントの価値を少し下げてしまったのかなと思います」

――決勝戦で小笠原選手との再戦を望みますか?

「そうですね。また勢いよく来ると思いますし、前回は小笠原選手に対して思っていたよりも見くびっていたところもあったので、今度はそこを修正しながら戦ったらもっと面白い試合になると思うので再戦が楽しみです」

――1年前よりも差は広まったとは思いますか?

「そうですね。ですが、彼らがどういうトレーニングをしてきて、どういう結果になるのかどうかはやってみないと全くわかりません」

――江幡選手は40戦以上やってきて、同じ相手と戦ったのはセーンピチットとやす吉選手の2選手だけなんですね。再戦には強いと思いますか?

「僕はよく考えて戦うタイプなので、一回やった相手と再戦するのは凄く得意なので2戦目の方が楽に戦えます。セーンピチットと2度目にやった時は『こんなにやりやすい相手だったかな?』とも思いました」

――1日2試合ということで短期決着は狙いますか?

「そこまでは全然考えていません。逆にそれをやるとおかしくなってしまいます。普段とは違う動きをするのではなく、一貫して自分のペースでいかないといけないのでワンマッチのつもりで臨みます。でも、大野選手も攻めてくるタイプなのでやりやすいので短期KO決着もあるかと思っています」

――10月には兄の睦選手がラジャダムナンスタジアム認定タイトル挑戦も決定したので、塁選手はトーナメントで優勝していいバトンを渡したいところですね。

「しっかりベルトを獲って兄のサポートに回ろうと思います。僕が優勝すれば江幡兄弟がさらに注目を集めることになり、僕たちがどういう夢を持ってキックボクシングに取り組んでいるのかを多くの人に知ってもらえることになると思います」

――KNOCK OUTのタイトル獲得後、江幡選手は再びラジャダムナンタイトル挑戦を目標にしていくのでしょうか?

「もちろんです! 僕は来年に挑戦することになると思うので今年は日本で盛り上げます」

――小笠原選手にメッセ―ジはありますか?

「小笠原選手の一回戦の相手は変わりましたが、代替選手も厳しい選手だと聞いてます。お客さんは決勝戦での日本人対決を望んでいると思うので小笠原選手にはしっかり勝ってもらいたいですね」

――ファンにメッセージはありますか?

「僕は打倒ムエタイを目指している中で日本人と対戦する機会は少ないので、僕の強さを今度の2試合を通してわかってもらいたいと思います」

 

K.O CLIMAX 2019 SUMMER KICK FEVER

◆日 時
2019年8月18日(日) 開場 13:00 開始 14:00
◆会 場
大田区総合体育館
◆アクセス
〒144-0031 東京都大田区東蒲田1丁目11番1号 TEL:03-5480-6688
京急線梅屋敷駅徒歩5分、京急蒲田駅徒歩7分、JR線・東急線蒲田駅徒歩15分
http://www.ota.esforta.jp/access/index.html

◆主 催
株式会社キックスロード
◆協 力
ぴあ株式会社 株式会社Def Fellow 株式会社ブシロード
◆協 賛
株式会社エム・ティ・エム
◆入場料金(消費税込み)
・柵内VIP(特典付き)50,000円 残りわずか
・アリーナS 20,000円 完売
・アリーナA  12,000円 残りわずか
・アリーナB  10,000円 完売
・1FスタンドA  8,000円
・2FスタンドB     6,000円 残りわずか
・2FスタンドC 4,000円
※当日券は各1,000円アップ
◆販売日時
一般発売
6月10日(月) 10:00~
◆チケット発売所
・チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:843-143) https://bit.ly/2QYWjLb
ぴあカウンター、セブンイレブン各店
・後楽園ホール5階事務所 03-5800-9999