インタビュー

西岡蓮太「いったん落ちた名前を勝って取り戻してプラスに持っていけるいい機会。」2.11『 無法島 GRAND PRIX 』第3試合「小川翔vs西岡蓮太」

2月11日(火祝)大田区総合体育館にて開催されます『 無法島 GRAND PRIX 』第3試合で、小川翔選手と対戦する、西岡蓮太選手のインタビューを公開いたします。

西岡蓮太は、シュートボクシング(SB)が自信を持って無法島GPに送り込んできた「最強の刺客」だ。

 

今、シュートボクシングといえば、RIZINで活躍する「ツヨカワクイーン」RENAのイメージが強いが、格闘技界では「次世代の男子シュートボクサーは逸材揃い」と評判だ。「中量級日本最強」の呼び声も高い22歳の海人(かいと)を筆頭に、二十歳前後に才能あふれる男子選手が揃う。

西岡蓮太もその一人。一昨年は大月晴明、昨年は不可思と格上の相手に堂々の勝利。昨年12月の町田光戦では「居合いバックドロップ」でシュートポイントを奪われて負けるという、投げありルールが本業のシュートボクサーとして屈辱を味わったが、西岡はすぐに気持ちを切り替えたという。

 

「あそこで負けて、リセットできました。『もっと頑張らないとな』と思いましたし、その気持ちで無法島GPに出れるので、ちょっと勝ってきてる選手よりいいと思います。自分はこのトーナメントでは『美味しい方』だと思いますけど、今回は『こっちが食う気持ち』でいけるので、あそこで負けてよかった、と」

 

5歳から極真空手を始めた。理由は「泣き虫だったから、親に道場に入れられた」ため。

 

「空手は本当にやってよかったです。元々気が弱いので、空手をやってなかったら小中高といじめられたかも(苦笑)。みんなに『空手をやってる』と知られていて助かった感じです」

 

小学6年生の時、素手・顔面殴打なしの空手から、グローブを付けて顔面パンチありのシュートボクシング龍生塾に入門。

 

「テレビでK-1があると絶対に見てて、魔裟斗さんとか須藤元気さんとか『カッコいいな』と思って、それが大きかったです。ただ、空手からの転向はきつかったです。空手道場では一番強かったのが、龍生塾では一番ヘボくなるので(苦笑)」

 

当時の西岡は同級生の中でも体が大きかった。そのことが、西岡の格闘技人生を変えた。

 

「同じくらいの年齢だと体重の合う子がいなくて、中1から試合は一般の部に出ていました。中3で身長も今ぐらい(174㎝)あって、体重は増やして増やして減量なしで試合して65㎏級のベルトを獲って」

 

西岡の成長ぶりを見て、その才能をさらに伸ばすべく、龍生塾の清水洋司塾長は西岡を吉鷹弘氏が主宰する「チーム吉鷹」に連れていく。

吉鷹氏は、S-cup初代王者にしてラモン・デッカーら伝説の猛者と激闘を繰り広げた「90年代日本中量級最強」の人物。その吉鷹氏が競技や団体の枠を越え、関西の格闘家たちを集めて土曜日の深夜に練習会、チーム吉鷹を主宰している。ただ、練習が深夜2時まで及ぶこともあり「中学生はお断り」だったが、西岡の体格と動きを見込んで吉鷹氏は参加を認めた。

以来、週に一度、立ち技や総合のトップ格闘家に揉まれながら、西岡は自分のスタイルを作り上げていく。独特のステップワークは自ら研究して考案したものだ。

 

「どうしたら自分のパンチを当てられるかを考えて、デミトリアス・ジョンソンやデラショーのステップを真似したり、パンチはメイウェザーやパッキャオを。KOシーンを繰り返し見て『どんな餌を撒いたのか?』『どうやってフィニッシュブローまで持っていったのか?』を徹底的に研究して、真似しました」

 

門真なみはや高校在学中にプロデビュー。ただ、困ったことも起きた。

 

「勉強は結構出来たんですけど、ほとんどの生徒が大学に進学する学校なので『進路、進路』とうるさく言われるんですよ(苦笑)。格闘家に集中したいと思ってたので『大学には行く気ないです』というと『迷うなら経営学部にいっとけ』と説得されたり(苦笑)。でも、お金が掛からないわけじゃないし、何の目的もない自分が負担を背負うのも違うかな、と思ったんで」

 

「高校を卒業したら格闘技一本」という選択は、チーム吉鷹の影響もあったという。

 

「チーム吉鷹は、いい大学に行ってる人が多いんです。いい大学に行けば自分の行きたい会社に入れるじゃないですか。でも、結局『格闘技がしたい』って辞めたりする人を見てきたので。僕は格闘技に集中して、もし『無理だ』と思ったら格闘技を辞めて大学に行くこともできる、と思って」

 

今は、家業のハウスクリーニングの手伝いや、スポンサー企業の広告モデルをしながら、格闘技に打ち込んでいる。一昨年にシュートボクシング日本ライト級王者となり、昨年からは不可思や町田光といった有名選手との対戦が続いているが、西岡が強く意識するのが「シュートボクシングの新エース」海人である。

 

「海人選手とは元々は同じ階級だったので、その時はライバル意識がかなりありました。ただ、今はだいぶ海人選手の体がデカくなって階級も違うので。団体の中ではライバルですけど、ちゃんと追いかけて、追い抜かなきゃいけない存在だと思ってます。今、シュートボクシングは『海人がずば抜けて強い』と思われてるんで『西岡蓮太もおるよね』となりたい。この無法島GPを獲ればだいぶ近づけると思うんで。大事なトーナメントです」

 

昨年12月、西岡も参加した「無法島GP」組み合わせ抽選会がおこなわれた。トーナメントの組み合わせを見て、吉鷹弘氏はSNSでこうつぶやいた。

 

「西岡のため、団体のため、自身のプライドを掛ける時が来た。早速、全選手の解析に入ります」

 

吉鷹氏の、精密な戦力分析に基づく「攻略法」には定評がある。かつて「シュートボクシングの強さ」を証明すべく、海外強豪との他流試合に挑んだ吉鷹氏が「西岡優勝」のために、無法島GP出場全選手を研究、分析し、それぞれの攻略法を考案して、愛弟子に託した。

 

「吉鷹さんから作戦は伝授されています。吉鷹さんはしっかりと先まで見てくれているので、あとは僕が作戦通りにやるだけなんです。負けたら、あれだけ考えてくれたことをパーにしてしまうのでそれは出来ないと思ってます。いいプレッシャーを貰ってますね(笑)。無法島GP出場が決まって、何人もの人に『テレビに出てたね、見たよ』と言われました。これだけ注目される舞台なので(町田光に)負けて、いったん落ちた名前を勝って取り戻してプラスに持っていけるいい機会。絶対に獲らないといけないと思ってます。無法島GPに勝って、シュートボクシングのチャンピオンと僕の強さを証明して、もっとみんなに知られて、注目される選手になります。ぜひ会場で見てください」

 

<文・撮影 茂田浩司>

 

西岡蓮太(にしおか・れんた)

1999年4月11日、大阪府出身。20歳。

5歳から極真空手を始め、小学6年より龍生塾に入門。2015年、16歳でプロデビュー。2018年、シュートボクシング日本ライト級王座獲得。プロ戦績:20戦16勝(6KO)4敗。身長174㎝。

 

 

テレ・マーカー Presents KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.1

 

◆日 時
2020年2月11日(火・祝) 開場 13:00 / 開始 13:15
◆会 場
大田区総合体育館
◆アクセス
〒144-0031 東京都大田区東蒲田1−11−1 TEL:03-5480-6688
京急線、梅屋敷駅徒歩5分 京急蒲田駅徒歩7分 JR線・東急線、蒲田駅徒歩15分
http://www.ota.esforta.jp/

◆主 催
株式会社ブシロードファイト
◆特別協賛
株式会社テレ・マーカー
◆協 賛
無法島 「©森恒二 / 白泉社」 株式会社H・Tハウジング
◆協 力
ぴあ株式会社 株式会社Def Fellow 株式会社ブシロード

◆入場料金 (消費税込み)
・柵内VIP           50,000円(当日51,000円) 完売
・アリーナS          15,000円(当日16,000円) 完売
・アリーナA          10,000円(当日11,000円)  完売
・1FスタンドA          9,000円(当日10,000円)
・2FスタンドB            7,000円(当日8,000円)
・2FスタンドC            5,000円(当日6,000円) 完売

◆販売日時
一般発売
2019年12月7日(土)10:00~2020年2月9日(日)23:59
◆チケット発売所
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:844-919)
https://bit.ly/2Pr6IyP
ぴあカウンター、セブンイレブン各店