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【KNOCK OUT ~The REBORN~】KING強介インタビュー公開!

「“望まれたストーリー”にはさせない。大会ポスターを見て、さらに燃えました」

3・13『KNOCK OUT ~The REBORN~』の「KNOCK OUT-RED スーパーバンタム級王座決定戦/3分5R・延長1R」で、小笠原瑛作と対戦するKING強介。一度は敗れたトーナメントでの復活、瑛作とは約2年半ぶりにリベンジのチャンス、さらにジム移籍一発目の試合と、彼にとっては多くの側面を持つ一戦。燃えさせる材料はそれ以外にもあるようで……。

 

──今回、トーナメント決勝戦が変更になってKING強介選手が出場ということになりました。それが決まった時の気持ちは?

KING 僕はトーナメントの最初の時に、「決勝に行って勝ってベルトを巻きたい」ということを言っていたので、一度負けはしたけどその道は消えてないのかなと思って、内心では「ウッシャー!」と思いました。

──相手の小笠原瑛作選手とは、2018年10月に対戦しています。その試合を振り返ると?

KING あの時は正直、瑛作君のうまさに完全にやられた記憶があります。左ミドルの対処も出来なかったので、腕をバンバン蹴られて、気づけば試合が終わってました(笑)。

──一番感じたのはうまさ?

KING そうですね。うまいのと、仕掛けるタイミングもすごくよくて。試合中の技の選択肢も多いですよね。引き出しもすごく多い選手だと思いました。

──そこから約2年半経つわけですが、今回はどう戦おうと?

KING 前回の試合も踏まえて、また、僕は彼のお兄ちゃんに延長Rで負けてるんですよね。どちらも、結果として倒しに行くスタイルがあだになったので、今回はそれを封印しようかなと思ってます。そういうスタイルではなく、引き出しの出し合いをしたいなと。今まで通り倒しに行くスタイルでKOを狙うというわけではなく、「倒せる時に倒す」「無理せず戦う」ということを身上に戦おうかなと思ってます。今までのスタイルとは真逆ですね(笑)。

──それを心がけて練習をしていると?

KING そうですね。僕は今年から京都野口ジムに移籍したんです。今まではキックボクシング的というか、倒すスタイルばかり練習してきたんですが、今のジムはムエタイを主軸としてやってるジムなので、引き出しを増やす練習をしてる段階です。

──リングネームは変わらないんですね。

KING はい。これは僕がやり始めた時からの師匠(KING皇兵)がつけてくれたものなので、引退するまではこの名前を使い続けるつもりです。今までの僕のスタイルに、新しいジムでの練習によっていい相乗効果が加わるようにアレンジしてもらっているところです。

──ただ、試合になると前のめりに出たくなったりはしないですか?

KING そういうところが練習でも出てしまうこともあるんですけど、それを抑える練習をしてます。

──小笠原選手は、「もっと打ち合いに来てほしい」と言っていました。となると、試合に向けての思惑は互いに違ってきそうですね。

KING その方が僕はありがたいですけどね。向こうは、僕がそう来るだろうと思って練習してはると思うんで、いい意味でそこを出し抜けたらなと思います。お互いキャリアも経験もあるので、いい意味で騙し合いをするというか、先行で出し抜けたらなと思っています。

──今回は『KNOCK OUT』がREBORNする大会になりますが、ベルトに対しての思いというのは?

KING いやあ、僕、旧体制の頃からずーっと『KNOCK OUT』に上がりたくて、ずーっと熱望してたんですよ。何回かお話はいただいたんですけどスケジュールが合わなくて、『REBELS』チャンピオンだったので『REBELS』を優先させてもらってたんです。ここでようやくチャンスが来て、それが上がりたかったリングのベルトが懸かった試合になるとはという感じで、すごく運命を感じます。

──新生一発目の大会でタイトルマッチですからね。

KING でも、今回の大会ポスターを見て、運営側の思惑がすごく出てるなと思ったんですよね。やっぱり首都圏の選手、これから背負って行くであろう選手がすごく目立ってて、地方の選手は全員、すごく小っちゃくなってるじゃないですか。あれを見た瞬間に「よし、ぶっ潰してやろう!」と思って(笑)。

──燃えるものがありましたか。

KING 今回、瑛作君が勝つのが「望まれたストーリー」だとは思うんですけど、そうなると絶対面白くないと思うんですよ。それでポスターを見て、さらに燃えましたね。絶対にぶっ潰してやろうと思って(笑)。よりクレバーに倒したいと思います。倒すのを最優先にはしないですけど、勝ちをもぎ取っていろんな人の目論見をぶっ潰したいと思います。

──最終的には倒したい?

KING そうできれば理想です。無理はしないで、倒せる流れに持っていけたら。無理をすると、また変な方向に行ってしまうので。

──ここで勝ってチャンピオンになったら、REBORN一発目の大会ということもあり、『KNOCK OUT』の主役争いでもかなり進むことになると思いますが。

KING うーん……僕は年齢的にも「主役」という感じでもないと思うし……そうですね、主役うんぬんはあんまり考えたことがないです。主役クラスは、龍聖選手とか壱センチャイジム選手とか、若い選手がいっぱいいると思うんですけど、僕はまた違うポジションがいいかなと。それより、「名脇役」ぐらいの方がしっくりくると思います。

──でもチャンピオンになったら「脇役」というわけにもいかないのでは?

KING 主役になれたらなりたいですけど、僕が主役で盛り上がるかどうか(笑)。ただ、瑛作君がチャンピオンになって主役になるという流れなんだとしたら、絶対そうじゃない方が面白いよというのは見せたいと思います。その後の展開までは考えてないですけど(笑)。

──「爆腕ビッグダディ」というキャッチフレーズがついていて、4人のお子さんがいらっしゃるということですが、4人育てながらファイターとしても活動するというのは、大変では?

KING よくそういう風に言われるんですけど、正直2人目以降はあまり変わらないので、そんなに大変でもないです。もうマヒしてきてて、何が大変なのかよく分からないというか(笑)。

──父親になったことで、ファイターとしての気持ちに変化はありましたか?

KING ありました。最近、特にあったんですよ。一番上の子が今8歳で、今年小学3年生になるんですけど、携帯でYouTubeを見たりもするようになったんですよね。そういうメディアで僕の試合を見たり、学校で話したりもしてるみたいで。直接そのことを話はしないんですけど、喜んでるっていう話は聞いてるので、勝利への意欲というか「もっと喜ばせてあげたいな」という気持ちがより強くなりました。

──カッコよく勝つところを見せたいですよね。

KING はい。自慢できる父親になるということは、父親なら誰しもが思ってることやと思うので。僕でいうと格闘技をやってるので、そこで目立てれば一番いいのかなと思いました。

──ここまでの試合にまつわる話、どれを取っても負けられないじゃないですか。

KING そうなんですよ。主催者側は負けてほしいんでしょうけど(笑)。僕にも周りの人の思いがあるので、「負けられない気持ち」では負けない自信があります。

──その気持ちをぶつけると。

KING 「8割負ける」と言われても、まだ2割は可能性があるので、それを狙っていきます。相手がミスショットした瞬間を狙っていきますんで!

 

 

プロフィール
KING強介(キングきょうすけ)
所属:京都野口ジム
生年月日:1984/6/6
出身:兵庫県神戸市出身
身長:163cm
戦績:37戦17勝(9KO)18敗2分
タイトル:元REBELS-MUAYTHAIスーパーバンタム級王者