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【KNOCK OUT ~The REBORN~】壱・センチャイジムインタビュー公開!

「イケメンで売りたいなら、彼は僕との試合は避けるべきでした」

3・13『KNOCK OUT ~The REBORN~』の「スーパーバンタム級/REDルール/3分3R・延長1R」で、古村光と対戦する壱・センチャイジム。「古村君とはまだレベルの差がある」と言い切る彼はどんな試合を見せて、どうなろうとしているのか。その先までをも見据えたビジョンを語ってもらった。

 

──今回、古村光選手との対戦となりました。古村選手についてはどういう印象ですか?

壱 古村君がバンタム級の時に、トライアウトに出てたのを見たんですよ。

──2019年7月に開催された「K.O. TRYOUT」ですね。

壱 当時、僕もバンタム級で、「いい選手が出てきたな」と、その当時からちょっと思ってて。それで、僕が階級を上げるタイミングで彼も上げてきたので、いずれは当たるんだろうなって思ってる選手でした。でも、今はまだ僕とは実力差があるので、いい芽は早いうちに潰しとこうかなと思ってます。だから、タイミング的にはベストですね。古村君はこれからもっと伸びると思うので、強くなりすぎる前に潰しとくのがいいかなと。

──なるほど(笑)。古村選手は壱選手に憧れを抱いていたそうなんですが。

壱 SNSでもフォローしてくれたりしてるんですよね。僕としては、まだ対戦は先かなと思ってたんですよ。彼がもっと、僕の位置まで上がってきたら当たるのかなと思ってたんで、まだまだ先なのかなと思ってたらこのタイミングで。まあ僕も『REBELS』で瑛ちゃん(小笠原瑛作)にKO負けして、スーパーバンタム級のトップ戦線では組んでもらえないと思うので、今、古村君と当たるのも妥当なのかなとは思いますけど。でも古村君は、試合の時にも声をかけてくれたり、すごいかわいい子だなあと思ってたので、試合ではケチョンケチョンにしてやろうかなと思ってます。かわいい後輩に、実力差と経験の差と顔面偏差値の差を見せつけて、厳しさを教えてあげようかなと。

──「いい芽を早いうちに潰す」が今回、一番のテーマということですか?

壱 一番ですね。古村君は若いし、これから伸びてくる選手だと思うし。あと、お兄ちゃんもそうだと思いますけど、東京で全然試合してないですよね。地方で経験を積んできた選手だと思うんですけど、僕は逆に東京とタイと中国でしか試合してないので、踏んだ場数だったら僕の方が何十倍も上だと思うんですよ。戦ってきた相手のレベルとか、戦ってきた舞台の差とかでも全てが上だと思ってます。スピードとパワーでは変わらないと思うんですけど、他のいろんな差が結果として出ると思います。

──今年だけでも、1月にトーナメントもあって、次で3戦目になるわけですしね。トーナメントは準優勝に終わりましたが、ここで仕切り直しですか。

壱 でも、これは格闘家として言っちゃいけないことかもしれないんですけど、僕は負けを気にしないタイプなんです。トーナメントでは岩浪悠弥君にリベンジできてよかったし、加藤有吾選手みたいなタイプとやれたのもよかったと思うんで、負けを引きずってるわけではなくて次戦に影響は全くないです。だから古村君との試合は前後と関係なく、それだけで楽しみたいです。

──なるほど。

壱 センチャイ会長がそういう考えなんですよ。負けたことを引きずってもしょうがない、次に勝つことを考えようっていう。だから、負けたことで怒られたことは一度もないんですよ。それが、タイで何百戦もこなす人の考え方なのかなと。それに比べれば僕はまだまだ少ないですけど、いい意味で受け継ごうと考えています。

──今回は、『KNOCK OUT』がREBORNする大会となります。そのタイミングで試合をするということについては?

壱 宮田プロデューサーは、『KNOCK OUT』を引っ張る選手として何人かがもう頭にあると思うんですよ。その選手たちの片隅に僕がいるんじゃないかなっていう使命感があって。それこそ、センターじゃないにしても。今は片隅でいいんで、今後、『KNOCK OUT』の55kg戦線を盛り上げるのは間違いなく俺と瑛ちゃんなんで。再戦って盛り上がるじゃないですか。瑛ちゃんと俺が「また戦ってよ」となるまで勝ち続けて盛り上げるのが、僕のここでの使命かなと思ってます。

──そのためにも、そこまでの一つひとつの試合が大事だと。

壱 大事ですねえ。ストーリーって大事だと思うんで。それって、1回負けちゃったら全部が狂っちゃうじゃないですか。僕は今のところ、『REBELS』『KNOCK OUT』という舞台では、「壱ちゃん復活ロード」は無敗ですからね。始まって第1章をクリアしたところなので。で、第2章の古村君もクリアして。瑛ちゃんは今回トーナメントで優勝するかは分からないですけど、優勝すると信じて、瑛ちゃんがここまでやってきた選手たちを倒していって、「もう壱の相手は瑛ちゃんしかいないんじゃね?」みたいに周りから言ってもらえるようにするのが、僕の役目だと思ってます。

──今は片隅でもいいということでしたが、もっとセンターに近づいていくことを考えると、すでに「キャラ立ち」しているのはすごくいいことだと思うんですが。

壱 キャラを作っているつもりはないんですけど、これは山口代表と宮田プロデューサーに感謝ですよね。SNSに自撮りを上げまくってたら、それをうまく拾ってくれて、世に出してくれたなあと。僕のキャラをうまく押し出してくれて、ありがたいです。

──この先、『KNOCK OUT』を引っ張りたいという気持ちがあると。

壱 あります、あります。それこそ僕はここまで、ムエタイオープンというウチのジムの大会が中心で、メジャーな舞台に出られたのは『REBELS』が初めてだったんですよ。『REBELS』に呼んでもらえて「職業イケメン」っていう素敵な名前もつけてもらって、そこで結果で応えるということはできなかったんですけど、僕をうまく世に送り出してくれたのは『REBELS』だと思ってるんです。だから『REBELS』ファイターとして『KNOCK OUT』を盛り上げるのは僕だと思ってます。

──イケメンという点では、古村選手はバナーの写真を気にしていて、差し替えも叶った今、「こっちにもイケメンはいるぞ」と燃えています。

壱 ああ、ありましたね(笑)。いや、古村君はイケメンだと思いますよ。でも、イケメンで売っていきたいんだったら、僕との対決は避けるべきだったでしょうね。直接当たると、みんな比べちゃうんで(笑)。

──「顔面偏差値の差」と言っていましたよね。実力と顔面の差を見せつけられればOK?

壱 いや、倒すことは考えてます。僕はバンタム級時代、2年間無敗で14連勝してきました。スーパーバンタム級に上げてからはまだそこまで勝ててないですけど、みんなが知ってるのはバンタム級の時の強い僕であって、やっぱりみんな、僕がただ勝つだけではつまらないんですよね。『KNOCK OUT』という大会でもあるので、最終的にはKOを狙っていきます。試合終盤に、今までとはちょっと変わった僕が見られると思うので、期待しててほしいです。最近は特に、僕が倒すイメージはないと思うんですけど。

──正直、そうですね。

壱 キャリアの最初はけっこう倒してたんですよ。パンチが好きだったので。でも途中から、距離を取ってミドルでポイントを取る楽しさを覚えてしまったんですよ。ただやっぱり、キックを知らない人にも自分のことが伝わるようにするには、誰にもわかりやすい勝ち方をしないといけないなと。これは今年の僕の課題ですね。「キックを知らない人にも『アイツ、強いな』と思ってもらえる選手になる」。これが今年の目標です。今回もそういう試合をしたいと思います。

 

 

プロフィール
壱・センチャイジム(いっせい・センチャイジム)
所属:センチャイムエタイジム
生年月日:1997/8/15
出身:沖縄県那覇市
身長:172cm
戦績:22戦16勝(6KO)5敗1分
タイトル:ルンピニージャパン・バンタム級王者