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【KNOCK OUT ~The REBORN~】松倉信太郎インタビュー公開!

「スーパーミドル級というより、『KNOCK OUTのチャンピオン』になるつもりでいます」

3・13『KNOCK OUT ~The REBORN~』の「KNOCK OUT-BLACKスーパーミドル級王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R」で、渡慶次幸平と対戦する松倉信太郎。自ら提唱したことがきっかけでこの新階級が生まれたこともあり、このトーナメントにかける気持ちは並々ならぬものがある。松倉が目指すものとは一体……!?

 

──昨年12月の後楽園大会が『REBELS』への初参戦でした。何か感じたことはありましたか?

松倉 今までいろんな団体、イベントに出てきた中で、初めて参戦できたのはうれしかったですし、やっぱり『REBELS』は『REBELS』で独特な空気というか、イベントの色みたいなものがあるなあと感じました。雰囲気というか、計量とかでも各団体で違うし、ポスターとかも違うじゃないですか。そういう、いろんなところで感じましたね。

──その際のT-98戦で勝利して、提案していた75kgの階級がスーパーミドル級として実現することになりましたね。

松倉 それは素直にうれしいですし、ありがたいなあと思いました。去年1年間かけて75kg級を作ろうと動いていて、それが『KNOCK OUT』でやってもらえることになって、本当にそこに関しては「ありがたい」と「うれしい」の2つですね。

──この「REBORN」という大会でそのトーナメントが始まりますが、自分のためのトーナメントという気持ちですよね。

松倉 気持ちというか、そういうことですよね。客観的に見てもそうだと思うし、自分でも自分が始めたトーナメントだと思うし。今度の『KNOCK OUT』ではたくさん新しい階級が始まりますけど、どの階級から始めるかというのは選手がいないと無理だと思うし、そこは完全に自分が始めたという強い気持ちがありますね。

──このトーナメントの顔触れについてはいかがですか?

松倉 面白い選手が揃ったと思うし、僕の相手もケガで変わって逆に面白くなったかなと、個人的には思います。反対側にはNKBのトーナメントを全部KOで勝ったっていう選手がいて、デビューから全部勝っててKO率も高い選手がいて、自分はラウェイの世界チャンピオンで僕とやりたいって言ってた選手との対戦で……みたいな。そう考えると、かなりいい顔触れなのかなと。名前的にもそうだし、迫力のある試合が容易に想像つくメンバーでもありますよね。面白いトーナメントになるんじゃないかなと思いました。

──今も出ましたが、カード変更で渡慶次幸平選手との対戦となりました。以前、会見では「希望に応えるつもりはあまりない」みたいに言われてましたが……。

松倉 そうですね(笑)。ツイッターで「やろうよ」という感じで絡まれて、僕はあんまりそういう経験がなかったけど、相手はラウェイの世界チャンピオンだし、僕もタイトルを獲った後でどんどんチャンピオンとやりたかったところだったので、一度は「やろう」となったんですよ。でもそのうち、「自分は67kgを盛り上げるので、松倉君は75kgで……」みたいに書いてるのも見かけて、「やらないんかーい!」ってなって(笑)。T-98選手と決まったのもあって、一度は終わった話みたいになってたんですけど、今回僕の相手がケガで欠場となった時に、パッと引き受ける姿勢はカッコいいなと思いましたね。それでまた、やりたいなと思いました。

──渡慶次選手のラウェイでの試合は見ていますか?

松倉 ラウェイでの試合はちょこっとしか見てないですね。ラウェイは、僕が前にいたバンゲリングベイの選手がけっこう出てたんですよ。だからイメージは普通の人よりも持ってて、そこで勝つのがなかなか難しくてすごいということは知ってるつもりでいます。技術とかじゃない部分のすごさも分かってますし。それで今はキックに参戦していて、正直もっと雑なのかなと思ってたんですけど、すごく技術のある戦いをしていて、パンチも蹴りもバランスよく出している印象を持ちました。だから、キックボクシングに苦戦しているというよりも、ヒジに苦戦しているのかなと思って。組みとかヒジが得意じゃなさそうだから、『KNOCK OUT』のBLACKルールは向いてるのかなと思ってます。

──向いているルールで、ラウェイで戦ってきたハートがあるとなると、手強そう?

松倉 だからこそやる価値も緊張感もあると思うし、簡単には倒れないだろうから、自分を高められる相手だなとは思ってます。

──ただ傍目には、身長差で松倉選手が有利と見られると思います。ご自身としてはそこはどうですか?

松倉 そう見られるとは思いますけど、自分自身はあんまりそういう感覚はないですね。僕も佐藤嘉洋さんとやったりしているし、自分より大きい人とも小っちゃい人ともやってきてますけど、結局同じ体重で試合してるわけだから、そこに関してどうこうという考えは持ってないですね。相手が小っちゃいから簡単とか、相手が大きいから難しいというのは、特にないです。

──では、試合では何に気をつけて、どう戦うつもりですか?

松倉 油断できないというか、攻撃力がありますからね。これは渡慶次選手だけでなく、他の2人もそうですけど。気を抜いたら、何の攻撃をもらっても負けちゃうと思うし。技術のある選手だから駆け引きもある中で、どっちが当てられるかという戦いだと思いますね。とにかくみんな全身凶器じゃないですけど、そういう階級だと思ってるんで。ミスをした方が負けるということかなと。

──確かに攻撃力は4人とも高いですが、それも含めたトータルのバランスという点では松倉選手が一番上なのではと思います。

松倉 そうですね。普通に、実力的にも自分が上だろうというのもありますし、パッと見た時に、他のどの選手が勝っても『KNOCK OUT』が変われないと思うんですよね。正直、地味なところがすごくあるなと……僕が派手ってことでもないですけど。でも他の3人に比べたら、僕が間違いなく一番広められると思うし。チャンピオンには責任があると思うんですよね。発言とか、普段のSNSとか見てても、他の選手たちからそういう感じは受け取れないし、そういう人たちがチャンピオンになっても、団体も困っちゃうんじゃないかなと思います。

──カード発表会見でも、責任感、使命感を表す言葉が出ていましたよね。

松倉 やっぱりこの階級、ベルトを作ってくれたのが大きいですよね。正直、今まではベルトって獲れさえすればいいみたいな感覚があったんですけど、この『KNOCK OUT』が作ってくれたベルトは守っていきたいなと思うし、そこについてはすごく感謝の気持ちがありますね。そこに対して愛着もあるから、よく分かんない人たちが獲ったらよくないなと思ってます。獲った後も想像つかないし。

──獲る前から愛着があるベルトというのも珍しい話ですよね。

松倉 K-1甲子園とかKrushのYOUTH GPとかも、もともと僕の階級がなかったんですよ。そうやって、ない階級を今まで作ってきたので、今回も自分のために…じゃないけど作ってもらった階級っていうのは、すごく愛着がありますね。もちろん、他の選手たちがいたからというのはあるけど、きっかけは僕だと思うので。単純に他の団体でも、今75kg級ってないので。

──それだけに、今回の準決勝、そして決勝も、試合内容も問われますよね。

松倉 そうですね。団体側も作るからには「それなりの行動で示してくれるよね」っていう部分はあると思うので。僕自身も、自分で思ってるより体で感じてる部分もあるし、それで追い込まれてた部分もあると思うし。あとは試合で出さないとなと、切実に思ってますね。

──なので、あえていろいろ飛び越えてお聞きしますが、どういう階級にしたいですか?

松倉 階級もそうですけど、それよりも「K-1のチャンピオン」といえば武尊選手の名前が出てくると思うし、「RISEのチャンピオン」といえば那須川天心選手じゃないですか。それって、「●kgのチャンピオンって……」という話じゃないと思うんですよ。だから今は、「『KNOCK OUT』のチャンピオンになる」という感覚でいますね。そしたらいろいろチャンスも増えて、自ずと変わってくるのかなと。そういうことができるのが僕しかいないのかなと思います。

──では、『KNOCK OUT』の中心選手、主役になると。

松倉 そこはかなり意識しています。数いるチャンピオンの1人で終わる気はないし、『KNOCK OUT』の主役として、どう変えていけるかだと思ってるんで。もちろんトーナメントのことは見据えてますけど、その先をしっかり見ないとと思ってます。その第一歩として、渡慶次戦は落とせないですよね。ナメてるわけでもなくて、この先いろいろ変えていく上で絶対に落とせない一戦、魅せていかないといけない一戦です。

 

 

プロフィール
松倉信太郎(まつくら・しんたろう)
所属:TRY HARD GYM
生年月日:1991/11/12
出身:アメリカ・フロリダ州マイアミ
身長:180cm
戦績:45戦29勝(15KO)16敗
タイトル:WPMF世界スーパーミドル級王者、K-1甲子園2009 -70kg王者、Krush YOUTH GP 2012 -70kg王者