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【KNOCK OUT 2021 vol.2】松﨑公則インタビュー公開!

「期待されている選手が相手だと燃える。現役はあと2~3戦、やり切ります!」

4・25『KNOCK OUT 2021 vol.2』の「KNOCK OUT-REDスーパーフライ級/3分3R・延長1R」で、花岡竜と戦う松﨑公則。45歳で現役を続ける松﨑だが、今年中の引退を決意。今回の試合を含めて、あと2~3戦で現役生活に区切りをつけるという。その中で行われる28歳下の花岡との一戦。松﨑はどのような思いを抱いてリングに上がるのか?

 

──引退までカウントダウンの試合に突入しているとのことですが。

松﨑 そうですね。あと、この試合を含めて2戦か3戦して、今年中にはやめようと思っています。

──その理由やきっかけというのは?

松﨑 年齢的なものもあるんですが、あと若い選手がどんどん出てきて非常にレベルが高くなってきて、トップの中で残っていくのはちょっと難しいなと思って。かと言って下のレベルでやり続けるというのも情けないので、いずれどこかで区切りをつけなければとは思っていたのもあって、このへんにしようかと。

──なるほど。今回の花岡竜戦も若い選手との対戦です。今は対戦相手のほとんどが年下とは思いますが、花岡選手はその中でも17歳の現役高校生です。そういった選手との対戦というのは?

松﨑 今の10代の選手ってものすごく強いので、キツいなという部分もあるんですけど、それだけに思いっきりできるなというのもあります。もう少しで最後というのもあって、やり切れるなという思いはあります。

──花岡選手がまさにそうですが、今はジュニアから多くの試合を経験して上がってくる選手が多いですよね。そのあたり、時代の変化も感じられていると思います。

松﨑 ですね。私が始めた頃は子供の時からやるということは少なくて、早くても10代後半とかでしたよね。でも、タイでは子供の頃からやっているし、一般のスポーツも小学生からやるというのは少なくないですから、ある意味、他のスポーツと同じになってきたのかなと思います。

──ちなみに松﨑選手がキックを始めたのは何歳だったんでしょう?

松﨑 私は25歳ですね。当時は別に珍しいことでもなかったですし、ジムも今ほどありませんでしたから。

──今の花岡選手の年齢、17歳の頃には何をしていましたか?

松﨑 高校生ですよね……ゴルフ同好会にいました。

──ゴルフ! 高校生でゴルフって珍しいですよね?

松﨑 そうですね。そんなにキツい部活というわけではなかったですけど。子供の頃から叔父にゴルフに連れて行ってもらったりしていて、好きだったんですよ。それで高校に入ったらゴルフ同好会があったので、入りました。

──花岡選手には高校生活についてもお聞きしたんですが、今は3年生なので進学を目指しているけど、英語が苦手で、逆に数学が得意だと。松﨑選手はどうでしたか?

松﨑 英語は、私も高校の頃はできませんでしたね。でも大学に入ってイギリスに半年留学して、今は多少しゃべれるようになりましたけど。数学の方は大の苦手でした。花岡選手は理系なんでしょうね。私はド文系で、国語は得意でしたけど、数学とか物理はダメでした(笑)。

──受験を迎える花岡選手にアドバイスは?

松﨑 受験はほとんど失敗しているので、偉そうなことは言えないです(笑)。受験は大変ですからね。

──すみません、余談でした(笑)。というところで、今回の花岡戦についてお聞きします。花岡選手の印象は?

松﨑 ジュニアから上がってきた他の選手と同じで、うまくてテクニックもあるし、身体能力も高いし、なかなか穴のない選手ですよね。よく回転系の技を使って、スピードもあるし。強いと思います。

──12月に対戦された白幡裕星選手とは同門です。橋本道場の特徴みたいなものは感じますか?

松﨑 選手がたくさんいる道場なので、お互いにやり合っていると思うので、どんどんレベルを高め合ってるんだなと思います。もともとは空手ベースが強かったような気がするんですが、そこにムエタイ系の動きが加わって、強い選手が増えていますよね。

──花岡選手とは、どう戦おうと思っていますか?

松﨑 自分の土俵まで持っていかないといけないので、どんどん前に出ていこうと思ってます。

──白幡戦でも後半になるにつれてどんどん前進していく姿が見られました。あのように?

松﨑 あれ以上ですね。最初からどんどん攻めていこうと思っています。

──あの試合では、出血しながらも気合いを入れて前進する松﨑選手の様子に会場がざわついていました。あそこまでできるのはなぜでしょう?

松﨑 何でしょうね?(笑) もともと劣等感が強いので、悔しくて「何とかしてやろう」という気持ちが出ているというか。特に期待されている選手が相手だと、燃えますね。

──だとすると、今回も燃える相手なのでは?

松﨑 確かに燃えますね、かなり。評価もされてると思いますし、実際強い相手なので、かなりやりがいはありますよね。

──相手に対して特別な感情が湧く?

松﨑 相手に対して感情的にどうこうということはないです。むしろ自分に対してですね。説明は難しいんですけど、特に試合中は何かスイッチが入る感覚はあります。

 

 

 

──今回の試合で特に心がけることは?

松﨑 前回は急きょの出場だったので、準備期間が短かったんですよ。その分、もともと遅い動きがもっと遅くなってしまいました。今回はもうちょっと体もできて、もうちょっといい動きができると思います。

──調整の部分で注意していることは?

松﨑 やっぱり、年も年なのでやり過ぎると疲れすぎてケガをしてしまいますし、そういうところを自分で感じながら、追い込むところは追い込むという感じですね。長くやっているので自分の体のことは分かるようになってきて、「これ以上やったらケガする」とか、「今はもう少し追い込める」というのは判断できるようになりました。

──冒頭にお聞きしたように、近い将来に引退することを決めた上での試合ですよね。モチベーションという点ではどう考えていますか?

松﨑 先のこととかは考えていないので、目の前の試合をやりきることだけですね。あと残りの試合を全力でやり切るということだけを考えています。

──試合を通じて、花岡選手に何かを伝えたいという気持ちは?

松﨑 「伝えたい」というわけではないですけど、「伝わったらいいな」という感じですかね。伝わるような試合をしたいと思います。

──今回の試合で、ここを見てほしいという一番のポイントは?

松﨑 前に出続けるという、気持ちの部分ですね。そこを見てほしいと思います。

──花岡選手に対してメッセージがあれば。

松﨑 「思いっきりやりましょう。いい試合をしましょう」と。私もそういう気持ちでいきますので。

──ありがとうございました!

 

 

プロフィール
松﨑公則(まつざき・きみのり)
所属:STRUGGLE
生年月日:1975年7月29日
出身:東京都台東区
身長:164cm
戦績:48戦20勝(11KO)24敗4分
タイトル:元REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者 / 元REBELS-MUAYTHAIフライ級王者 / 元WPMF日本スーパーフライ級王者 / 元J-NETWORKスーパーフライ級王者