8月20日(日)大田区総合体育館にて「KNOCK OUT vol.4」を開催いたしました。
イベントは17:00にスタートし、出場する14選手が登場しオープニングセレモニーが行われました。
小笠原瑛作が6連続KO勝利!
第1試合
3分5R 56.5㎏契約
小笠原瑛作 vs ファン・ヒョシク
パンチで前に出るヒョシクに対し、スピードのあるパンチと強烈なローキックを打ち込みペースを握った小笠原が1Rの2分過ぎに右ローキックでダウンを奪う。
立ち上がったヒョシクに小笠原が猛烈なラッシュを仕掛けるも、ヒョシクはガードを固め粘りこのラウンドを逃げ切る。
2Rに入ると劣勢を逆転すべく、勢いが増した前進を見せパンチを仕掛けたヒョシク。しかし小笠原はヒョシクの攻撃を見切りカウンターでヒジ打ちをヒットさせヒョシクは再びダウン。
ヒョシクはなんとか立ち上がるも足元がふらつき、続行が不能の判断したレフェリーが試合をストップ。
勝者 小笠原瑛作 2R TKO
小笠原瑛作が盤石な内容で、KNOCK OUTで5連続となるKO勝利を飾った。
不可思が復活のKO勝利!
お互いがローキックを蹴り合う展開から、不可思がジャブからパンチ、蹴りのコンビネーションをヒットさせ徐々にペースを奪っていく。
2Rはボディーブローを中心に、茂木のガードの隙間を通す多彩な攻撃を見せた不可思。攻撃を貰い続けながらも粘り強く戦った茂木だったが、ラウンド終盤の不可思のローキックで遂にダウンを喫してしまう。
3Rも不可思がローキックを中心に攻め続けるも、茂木が打たれ強さと気持ちの強さを見せパンチの手数を増やし前に出続ける。
4Rのゴングと共に茂木は逆転を狙いヒジ打ちの連打を見せたが、不可思は冷静に攻撃をかわしローキックを放つと茂木はこの試合2度目のダウン。
茂木は立ち上がるも、これ以上の続行は不可能と判断した茂木陣営がタオルを投入。
勝者 不可思 4R TKO
17歳の茂木が驚異の粘りを見せるも、バリエーションに富んだ攻撃と破壊力を見せつけた不可思が快勝で復帰戦を飾っています。
重森陽太が戦慄のヒジ打ちで鮮やかなTKO勝利!
第3試合
3分5R 59.0kg契約
重森陽太 vs 村田裕俊
蹴りのフェイントを見せながら伸びのあるパンチを狙う村田に対し、重森はステップでかわしながら、身体を入れ替えて放ったストレートでダウンを奪取。
1Rからダウンを奪われた村田であったが、スピードのあるローキックと距離を詰めてのアッパーで村田が徐々に盛り返していく。
村田のローキックと重森のミドルキック。3Rは両者が得意とする蹴りが冴えわたる熱戦になると、ラウンド終盤に重森の放った縦ヒジで村田はひたいから出血。
ひたいが割れ鮮血の滴る村田に対し、4R開始早々にチェックが入りドクターが試合続行不可能と判断。
勝者 重森陽太 4R TKO
新日本キック王者vsNKB王者の両者の持ち味が発揮された熱戦は、鮮烈なヒジ打ちで村田を切り裂いた重森がTKO勝利。センセーショナルな形でKNOCK OUTデビューを飾っています。
宮越宗一郎がラスト10秒で大逆転!
第4試合
3分5R 70.0kg契約
緑川創 vs 宮越宗一郎
強烈なパンチを得意とする両者の対戦はお互いがガードをしっかりと上げ、慎重にお互いの様子を伺う落ち着いた立ち上がりに。
スーパーウェルター級らしい迫力のある重い攻撃が交錯する攻防は、徐々に距離が縮まっていく。
拮抗した展開が続く中、試合が動いたのは3R。緑川が放ったロングフックが立て続けにヒット。緑川がポイントを奪い試合をリードする。
ポイントで劣勢となった宮越は挽回を狙い、パンチに加え多彩な蹴りを見せるも、緑川も強烈なパンチとヒジをカウンターで放ち対抗。試合は白熱した展開に。
試合は最終ラウンドにもつれ込むと、宮越の三日月蹴りで緑川の動きが止まり宮越がラッシュ。
追い込まれた緑川はリードしているポイントを守るべくフルスイングの打ち合いを仕掛けると、ラスト10秒の土壇場で宮越のパンチがアゴを打ち抜き緑川がダウン。
勝者 宮越宗一郎 5R 判定
スーパーウェルター級の国内トップ選手同士の熱戦は、土壇場でダウンを奪った宮越が劇的な逆転勝利!
森井洋介が有言実行のKO勝利!
第5試合
3分5R 61.0契約
森井洋介 vs ジュ・キフン
両手を細かく動かしフェイントをかけながら、森井のローキックのうち終わりにパンチを狙うキフンに対し、森井の手数が少ない落ち着いた立ち上がりに。
2Rも下がりながらカウンターを狙うキフンに対し、森井はローとパンチをヒットさせていくが、キフンが放った飛びヒザ蹴りで森井は目尻から出血。
突然のカットを奪われスイッチが入ったか、ここまで慎重に攻めていた森井がギアを一気に上げ豪快なパンチがキフンの顔面を捉えたところでラウンド終了。キフンはゴングに救われる形に。
試合を決めるべく3R開始と同時に一気にラッシュを仕掛けた森井に対し、キフンも負けじとノーガードの真っ向勝負を展開。
顔のガードを空け逆転のカウンターを狙ったキフンであったが、森井は冷静に強烈なボディーブローを放ち、キフンはたまらずダウン。
なんとか立ち上がるも、レフェリーが続行不能と判断し試合をストップ。
勝者 森井洋介 3R KO
タフな韓国王者を相手に、「3R以内に必ずKOする」と語った森井が有言実行のKO勝利。
10月に行われる町田光とのライト級トーナメント準決勝に向け弾みをつけた。
魂を懸けた壮絶な殴り合いは勝次が劇的なKO勝利!
第6試合
KING OF KNOCK OUT初代ライト級王座決定トーナメント準決勝
3分5R 61.5㎏契約
前口太尊 vs 勝次
パンチを中心に手数を出し前進する前口に対し、勝次は距離を取り蹴りを放ちながら、隙を見つけると猛烈なコンビネーションを仕掛け、序盤から白熱した展開に。
2Rに入ると離れた距離からスーパーマンパンチやハイキックを仕掛けた勝次が、ラウンド終了間際に前口のパンチにハイキックを合わせ先制のダウンを奪う。
ダウンを奪われた前口だったが3Rはダメージを感じさせず距離を詰め、ヒジで勝次からカットを奪う。これでお互いにスイッチが入ったか真正面からの猛烈な打ち合いに。
4Rはステップで距離をとる勝次に対し、パンチで前に出続けた前口の右ストレートがヒットし勝次がダウン。試合は両者が一歩も譲らない死闘に。
最終ラウンドも手数を出し続け、攻撃によりお互いの顎が跳ね上がる展開が続くと、リング中央でのガードを捨ててのド突き合いに。
どちらが倒れてもおかしくない衝撃の打ち合いは勝次の右ストレートで前口がふらついたところでレフェリーがスタンディングダウンを宣言。
前口は気力でレフェリーのカウントに応え試合が続行されるも、勝次が飛びヒザからストレートを打ち抜き前口が崩れ落ちたところでレフェリーが試合をストップ。
勝者 勝次 5R KO
まさしく死闘となった歴史的な大激闘は、勝次が最終ラウンドに劇的なKO勝利!
2試合続けての大激闘を制した勝次がライト級トーナメントの決勝へコマを進めた。
那須川天心が飛びヒザ蹴りで衝撃KO勝利!
第7試合
3分5R 55.5kg契約
那須川天心 vs ウィサンレックMEIBUKAI
試合開始すぐに那須川のパンチの打ち終わりにスピードのある右を合わせて会場を沸かしたウィサンレック。
しかし、那須川は前蹴り、ローキックでウィサンレックと距離を取り、高速のボディーブロー、ストレートとコンビネーションで早くもペースを握る。
2Rもボディーブロー、ミドルキックでウィサンレックのボディーを攻め、那須川が優勢に試合を進めるも、ウィサンレックの蹴りが立て続けに那須川の下腹部を捉えるアクシデント。ローブローによりウィサンレックに減点1が告げられる。
思わぬ苦境に立たされた那須川だったが、3Rにボディーブローから飛びヒザ蹴りが直撃しウィサンレックは目尻をカット。傷口を確認したドクターが試合続行不能と判断し試合終了。
勝者 那須川天心 3R TKO
元ムエタイ2階級王者を相手に、試合を支配し続けた那須川が最後は衝撃の飛びヒザ蹴りでTKO勝利。
プロデビューからキックボクシングで20連勝という快挙を達成。
今回も大激闘が連発したKNOCK OUTのメインに相応しい勝利でイベントを締めています。